教育版マインクラフトとは
教育版マインクラフトは、マインクラフトをプログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使えるようにしたものです。
教育版マインクラフトにはビジュアルプログラミングの環境があり、建築の自動化などを通してプログラミング学習ができます。
日本でも 2020 年から小学校プログラミング教育が始まりましね。
文部科学省の小学校を中心としたプログラミング教育ポータルで教育版マインクラフトを活用したプログラミング的思考学習の推進が紹介されています。
有料?無料?
教育版マインクラフトには無料の体験版レッスンがあり、無料でもビジュアルプログラミングのレッスンの他に AI やデジタルリテラシーのレッスンが受けれます。
有料版のレッスンには「科学」、「歴史」、「コンピュータサイエンス」から「気候・サスティナビリティ」とたくさんのレッスンがあります。
子供が無料版を体験し、まだまだ学習意欲が高いのであれば有料版のライセンス購入を検討するとよいでしょう。
本記事では無料の体験版レッスンを始める方法を解説します。
後半は私が実際にレッスンを体験したので、その様子も紹介します。
まずはソフトのダウンロードから始めましょう。
教育版マイクラのダウンロード
教育版マインクラフトの公式ページへアクセスします。
サイトの右上に「Minecraft をダウンロードする」というボタンがあるのでクリックします。
教育版とは書かれてませんが、このボタンです。
インストールする環境ごとにボタンがあるので選びます。
Windows であれば下の画像の「Windows」ボタンをクリックです。
マイクロソフトストアページに移動します。
「ダウンロード」をクリックでインストール用のソフトをダウンロードできます。
教育版マイクラのインストール
ダウンロードした「Minecraft Education Installer.exe」を実行します。
実行するとソフトのダウンロードが開始されます。
ダウンロードが始まるまで時間かかります。待ちましょう。
無料の体験版レッスンを始める
ダウンロードが完了すると自動インストールされ、教育版マインクラフトが起動します。
ここからの手順は教育版マイクラを起動するたびに必要な操作です。
後日、続きをやる場合も同じ手順で体験版レッスンを開始できます。
起動すると、まずはサインイン画面が表示されます。
無料で体験するだけであればサインインは不要です。
右上の ×(バツ)ボタンでサインイン画面を閉じましょう。
すると、ログイン画面が表示されます。
日本語がはみ出ていてわかりづらいですが、「サインイン」ボタンのしたに「アカウントをお持ちでない場合は、体験版レッスンをお試しください」というリンクが表示されています。
そのリンクをクリックすれば無料の体験版レッスンが開始できます。
以下の画面がでるので、利用条件を確認して「利用規約に同意」にチェックを入れ、「プレイ」ボタンを押して開始しましょう。
メニューが表示されます。
「レッスン開始」ボタンを押して体験版レッスンを開始しましょう。
体験できるレッスン
以下のレッスンが選べます。
無料でできるのは、現在(2025 年 1 月)では 4 つです。
各レッスンで学習できる内容は次の通りです。
- Hour of Code: Generation AI / コーディングの学習
- Fantastic Fairgrounds (上の画像ではファンタスティックな移動遊園地) / AI テクノロジーの理解とリテラシーの学習
- CyberSafe: Good Game / デジタルリテラシーとサイバーセキュリティの学習
- Hour of Code: Generation AI / AI 活用の学習
有料版のレッスン
鍵マークがついているレッスンは有料版です。
有料版は鍵マークがついてる3つだけのように見えますが、本当は数百あります。
公式サイトのExplore Lessonsで全レッスンを確認できます。
「科学」、「歴史」、「コンピュータサイエンス」から「気候・サスティナビリティ」とたくさんのレッスンがあります。
最後の「気候・サスティナビリティ(持続可能性)」とかは欧米らしいレッスンですね。
ビジュアルプログラミングを体験してみよう
無料で体験できるレッスンのうち、入門のHour of Code: Generation AIを体験してみましょう。
「Hour of Code」という名前のとおり 1 時間程度の学習時間です。
実際に私も経験してみました。
レッスンを始めるには「ワールドの作成」です。
レッスンはストーリ性のあるゲームです。
RPG のようにストーリーに沿って進行していきます。
ある程度、用意されたストーリーにしたがって進めつつ、移動は自由度があったりして面白いです。
ただし、下の画像のように漢字もでてくるので、小学校高学年くらいがターゲットになりそうですね。
移動に関しては本家のマイクラと同様、マウスとキーボードですが初心者にわかりやすいように操作のヒントが常に表示されています。
また、ストーリーで進むべき道が決まっている場合は、下の画像のようにマーカーで目印を表示してくれています。
ストーリーのところどころで問題を解決するためにビジュアルプログラミングでコーディングをします。
ビジュアルプログラミングは下の画像の右側のブロックを組み合わせて処理を書くプログラミングです。
注意点として、途中での保存ができません。
途中でやめようとすると以下の画像のように「進行状況は保存されません」と言われています。
レッスンをするのであれば、まとまった時間をとって取り組みましょう。
今回、体験してみた「Hour of Code」は 1 時間が目安です。
おわりに
本記事では教育版マインクラフトの解説しました。
無料の体験版レッスンがあり、無料でもビジュアルプログラミングのレッスンの他に AI やデジタルリテラシーのレッスンが受けれます。
教育版マインクラフトのレッスンでは漢字や英語がでてくるので、小学校高学年であれば一人で進めれますが、低学年であれば大人と一緒に進めるのがよさそうです。
有料版のレッスンには「科学」、「歴史」、「コンピュータサイエンス」から「気候・サスティナビリティ」とたくさんのレッスンがあります。
子供が無料版を体験し、まだまだ学習意欲が高いのであれば有料版のライセンス購入を検討するとよいでしょう。
以上です。
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